公益社団法人

Tokyo Veterinary Medical Association

会員オンラインサービス

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東獣B会員会費

活動内容
活動内容詳細
1.都民公開シンポジウムの開催
獣医事に関する諸情勢、学術調査の結果並びに研究成果、動物の疾病・治療等の関心の高い課題をテーマに、都民を対象に情報開示の手段として公開シンポジウムを開催しています。
シンポジウムのテーマは、狂犬病予防法の趣旨啓発、小笠原諸島世界自然遺産保護・環境保全活動啓発、災害対策と被災動物救護活動、口蹄疫、食の安全、人と動物の共通感染症等の公衆衛生対策向上、人と動物の共生社会構築を推進する動物福祉など、人と動物のより良い共生社会の構築に寄与するため、随時実施しています。
狂犬病予防法に基づき狂犬病予防注射事業等を実施し、狂犬病の発生及びまん延、拡大阻止を図り、もって都民の生命と財産の安全確保、公衆衛生の向上及び公共の福祉増進等に資するため、狂犬病予防対策推進事業を行っています。
更に、咬傷事故防止のための適正飼育指導、狂犬病予防注射接種率と登録率の向上促進、東京都下無獣医地域並びに島嶼に会員獣医師を派遣して狂犬病予防注射実施活動、狂犬病発生予測のための飼い犬の狂犬病抗体調査を行うなどの公益活動に努めています。
狂犬病集合予防注射実施のためのガイドライン(PDF:1.7MB)
「平成26年度日本獣医師会小動物臨床講習会‐狂犬病に関する講習会‐」テキスト公開(会員専用ページ)
狂犬病予防接種事業に関するFAQ(会員専用ページ)
Ⅰ「狂犬病全般について‐台湾での発生も併せて‐」
 講師:杉山 誠(岐阜大学教授)
Ⅱ「狂犬病予防注射事故発生時のセーフティーネット」
 講師:小梅川 博之(損保ジャパン日本興亜(株)営業開発第2部第2課課長代理)

3.災害時の動物救護支援に関する事業
災害対策基本法及び国民保護法において指定地方公共機関に指定されている本会は、有事の際には、都民の財産並びに健康保護及び人と動物のより良い共生生活を守るため、被災動物やシェルター収容動物の治療、保健衛生指導等の役割を担っています。
災害時において、動物の専門家として動物の救護活動を実施することで、動物を飼育する被災者も支援します。
4.獣医公衆衛生対策推進事業
都内で飼育されている動物について、人と動物の共通感染症の罹患の有無を調査し、これらの感染症の地理的な罹患率、まん延状況を把握するとともに、この調査結果を都福祉保健局と共有し、更に人と動物の共通感染症及び食の安全等の獣医公衆衛生関係事業を推進することによって、都民の健康と安全の確保を図り、公衆衛生と動物の福祉の 向上をめざします。
学校動物飼育対策推進事業を通して、学校飼育動物とのふれあいから命の大切さを学び、情操教育の向上に寄与しています。
また、学校の動物飼育に関する保健衛生指導、学校獣医師の養成活動と制度確立への働きかけ、家畜伝染病予防法に関する知識啓発、学校飼育動物埋葬に関わる事業等の推進に努めています。
学校動物飼育の留意点
学校飼育動物埋葬事業
小学校動物飼育推進校事業活動報告
学校訪問指導マニュアル―獣医師の学校への関わりと活動―(PDF:4.4MB)
夏の対策等(PDF:245KB)
6.動物愛護啓発事業
動物フェステイバル、区市民祭りなどに参加協力して、動物の愛護と適正飼養の精神を普及、啓発すると共に、生命尊重と友愛及び平和への精神の情操涵養を育み、もって人と動物のより良い共生社会の構築に寄与しています。更に、動愛法による飼い主責任に係るマイクロチップの普及、推進に努め、それぞれ支部地域においても区市町村の助成を受けて、不妊去勢手術を実施しています。
7.医療廃棄物等の適正処理活動事業
獣医療に伴って排出される医療廃棄物の適正処理と安全な取り扱いが、求められています。適切な獣医療の提供と広く都民の健康確保、感染症の感染防止等を図るため、適切な情報提供と知識の普及啓発を行い、法令遵守の重要性を喚起していきます。
8.身体障がい者生活支援活動事業
「身体障害者補助犬法」を知っていますか、補助犬には盲導犬、介助犬及び聴導犬がいます。会員の動物病院に「ひかりの箱」を設置して、都内に居住する身体障がい者の方々が飼育する補助犬の診療費を支援するための募金を行っています。
この募金活動は、身体障がい者の方々が補助犬を使用して、自立及び社会参加しようとする機会を支援するもので、広く皆様方の募金によって賄われています。
この事業による平成27年度の募金総額2,373,599円であり、東京都福祉保健局を通じて1頭3万円の動物診療券を130頭分、寄贈いたしました。
9.夜間診療活動及びマネジメント事業
夜間に動物の健康に異常が認められたとき、安心感を持てるという飼い主の要望に応え、適切な獣医療の提供と社会貢献に寄与するものとして、留守番電話サービスやホームページ活用のマネジメントシステムを整備し、夜間診療提供体制ネットワーク事業を継続して実施しています。
小笠原諸島は、現地に生息する希少野生鳥獣の保護と自然環境を守るため、平成23年6月、世界自然遺産に登録されました。本会は、引き続き小笠原諸島の自然環境を守るため、次の事業を実施しています。
(1) 捕獲された野ネコの保護活動:小笠原諸島固有のアカガシラカラスバトやオガサワラカワラヒワ等の希少在来種の保護を目的に、現地で捕獲・保護された野生化したネコを健康管理の下に飼育馴化して、一般家庭へ譲渡する活動を継続して実施しています。
(2) 小笠原諸島現地診療活動:小笠原諸島希少野生動物は、野生化したネコに捕食され、生息数が減少するなど絶滅の危機に直面していました。そこで、小笠原村の要請により、現地の野ネコ対策を目的に、飼いネコの適正飼育とマイクロチップ個体登録、不妊化処置を推進するため、動物医療派遣団を現地に派遣し、不適切な繁殖の防止を図るための活動を実施しています。
人とペットと野生動物が共存して暮らせる島づくりの実現をめざして (PDF:3.38MB)
小笠原自然環境保護活動報告「小笠原ネコプロジェクト~人とペットと野生動物が共に暮らせる島をめざして~」 (PDF:8.1MB)
11.傷病野生鳥獣保護活動事業
東京都の委託を受けて、傷病野生鳥獣の保護救護、治療し、自然に放鳥、復帰させるなどの自然環境保護に繋がる「傷病野生鳥獣保護活動事業」を実施しています。更に、自主事業として、委託事業対象外の傷病野生鳥獣の保護、治療活動も実施しています。
また、当該傷病野生鳥獣の感染症罹患状況等のデータも収集して、情報提供に努めています。
12.学会・講習会活動事業
最近の獣医学術の進歩には目覚ましいものがあり、獣医師は生涯にわたって自己研鑽に努め、その成果を常に社会に還元していく必要があります。
本会では、様々な分野で活躍する獣医師を対象に、関東・東京地区合同獣医師会大会・三学会、アジア地域の小動物獣医師会との学術国際交流活動、日本獣医師会と連携する学術講習会、東京都委託事業による獣医師向上対策講習会等、東京都補助事業による獣医公衆衛生学術講習会、小動物獣医療の継続したセミナー、地域学術の活性化と支部学術講習会を支援するなど、社会貢献できる獣医師の育成に努力しています。
13.広報活動事業
公益法人として、本会の活動、事業実施状況を情報公開して、広く一般都民及び獣医師に関心の高い最新情報 を発信しています。
東獣ホームページは常に情報更新し、機関紙東獣ジャーナルは定期刊行して、獣医事関連法規、獣医事に関する諸情勢、学術研究の調査結果等の必要な情報の収集と開示に努めています。
14.家畜衛生防疫対策事業
都内における家畜伝染病の発生予防、自衛防疫の推進及び家畜飼養衛生管理の向上等を図るため、国や東京都並びに全国団体等の各種助成事業の受け皿となり、東京都の畜産振興と安全・安心な都内産畜産物の安定的供給、産業動物診療獣医師の技術向上等を目的とする、以下の家畜衛生・防疫対策事業を東京都関係機関や畜産団体等と連携して推進しています。
また、JRA畜産振興事業による馬の飼養衛生管理技術の向上対策等をとおして乗馬等の馬事振興にも貢献しています。
家畜衛生対策事業(牛疾病検査円滑化推進対策事業、家畜生産農場清浄化支援対策事業)[農林水産省]、東京都家畜衛生対策事業[東京都]、家畜防疫互助基金造成等支援事業[(独法)農畜産業振興機構]、馬飼養衛生管理特別対策事業[中央畜産会]、馬伝染性疾病防疫推進対策事業[中央畜産会]等
15.医療事故防止セミナー開催
獣医師を対象に、獣医療事故及び獣医療過誤等の獣医療事故防止に取り組むため、法の遵守と適切な広告のあり方、獣医療倫理とインフォームドコンセントの徹底、適切な獣医療の提供とカルテの記述等、研鑚すると共に情報開示して、安全で良質な獣医療を提供するよう努めています。