学校飼育動物埋葬事業
東京都獣医師会は子どもたちの健全育成を願い、『一般社団法人 東京都獣医師会霊園協会』とともに、学校飼育動物の埋葬事業に取り組んでいます。
本会では、獣医師が子どもたちへの情操教育や科学教育、および動物愛護精神の育成を支援し、人獣共通感染症に対する予防および啓発活動を行うことにより、子どもたちの健全育成に貢献する事業に取り組んでおります。
その一つが、本会の賛助会員霊園様のご協力を得て実施している、「学校飼育動物の埋葬事業」です。
この事業では、東京都内の中学校、小学校、幼稚園、保育園などで飼育している動物が死亡した場合、まずは本会会員病院にて遺体の検案を行います。
この「検案」は人獣共通感染症などに関わる事故の予防のために、非常に重要な意味を持ち、子どもたちの健康を守ることに繋がります。
また、検案を終えた動物は、本会賛助会員霊園で組織された、「一般社団法人 東京都獣医師会霊園協会」に委託し、火葬、埋葬の後、丁重に供養いただきます。
この「一般社団法人 東京都獣医師会霊園協会」は、東京都獣医師会の活動の趣旨に賛同し、賛助会員として入会いただいたペット霊園で構成されています。
東京都獣医師会霊園協会会員霊園で埋葬されたイヌの調査
共同研究 「東京都獣医師会霊園協会会員霊園で埋葬されたイヌ13,951頭の調査」について
一般社団法人東京都獣医師会霊園協会の所属動物霊園と本会との共同研究において、
平成24年1月から平成27年3月までに埋葬され、犬種が判明している13,516頭(129犬種)中、
1歳未満に死亡した個体及び10頭未満の犬種を除外した55犬種、13,516頭を母集合とし、
犬種別埋葬数、平均死亡年齢、サイズの割合、月別死亡割合を調査しました。
上記の調査は、平成27年度関東・東京合同地区三学会において下記のとおり発表いたしましたこと
ご報告申し上げます。
東京都獣医師会霊園協会会員霊園にて埋葬されたイヌ13,951頭の調査(PDF:1.4MB)
動物埋葬事業者様へ
本事業の趣旨にご賛同いただける霊園のみなさま、ぜひ本会の賛助会員として、子どもたちの健康を守り、情操を育む活動にご協力ください。
賛助会員に関するご質問、学校飼育動物の埋葬に関するご質問は、本会事務局までお問合せください。
【問合せ】公益社団法人東京都獣医師会 事務局 03-3475-1701
一般社団法人 東京都獣医師会霊園協会 会員 2017.1月現在