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【TOJUジャーナル 2025 年 4 月号(615号)】

 特集 「人と動物のよりよい共生社会のために」

 

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【目次】

・巻頭言 大学病院紹介 第 12 回 「未来を創る獣医師の使命と挑戦」

・特集 「人と動物のよりよい共生社会のために」

 


 巻頭言 大学病院紹介 第 12 回 「地域獣医療の要請に応え、また獣医療の発展や教育の充実を通じて、社会に貢献

2025.4.5.jpg大学病院紹介 第 12 回    

 

                                

地域獣医療の要請に応え、また獣医療の発展や教育の充実を通じて、社会に貢献

帯広畜産大学 動物医療センター
センター長 松本高太郎

帯広畜産大学 動物医療センターは、「動物医療を通じて獣医学および畜産学に関する教育研究を行うとともに、地域動物医療の進展に寄与すること」を掲げており、そのために伴侶動物診療科、産業動物診療科、および診断検査科にセンターの専任教員や獣医学研究部門、そのほかのセンター教員などが所属し、臨床のみならず研究や教育に尽力しています。

本学は北海道東部で唯一の獣医系大学であり、道東地方でCTやMRIを導入している動物病院は多くありません。そのため、大学がある十勝地方だけでなく、日高地方や釧路地方、根室地方、オホーツク地方といった広範囲の動物病院から紹介を受けています(道のりで200 kmを超えることもあります)。しかしながら、伴侶動物診療科では獣医師の数が十分ではなく、予約から診療日まで長く待たせてしまうことがあり、紹介元の先生にご迷惑をかけてしまうこともあります。伴侶動物診療科においては、獣医師数の増加を含めたスタッフ数の増加が課題となっています。

十勝地方は人の数よりも牛の方が多い地方ということもあり、産業動物の症例数が多いのが本学動物医療センターの特徴となっています。平成 27 年に完成した産業動物臨床棟には牛と馬でそれぞれ手術室や処置室があり、CT装置やMRI装置も設置されています。CT装置は口径が大きく、寝台ではなくガントリーが動くことにより、ある程度の大きさの動物に対応できるようになっています。また、処置室からCT検査室まで電動のホイスト式クレーンが備え付けられており、麻酔下の大型動物を移動させることができるようになっています。このような高度な設備があるだけでなく、特任獣医師による夜間の時間外診療にも対応するなど、産業動物診療の充実が図られています。

教育の面では、北海道大学との共同獣医学課程の中で、伴侶動物獣医療実習の一部および産業動物獣医療実習を動物医療センターで実施しており(いわゆるポリクリ)、共用試験を合格した学生たちの教育の場となっています。伴侶動物診療科では地域の獣医師からの二次診療だけでなく、教育も目的として飼い主様が直接センターに診療を依頼する一次診療の症例も受け付けています。このような共同獣医学課程における教育は、令和 1 年にVetNorth Japanとして欧州獣医学教育機関協会(EAEVE)の認証を取得しました。EAEVEは欧州の獣医学教育の質保証を行っており、本学での獣医学教育が欧州に通用することを示しています。卒業生は英国の獣医師免許の申請も可能であり、国際的な活躍が期待されます。

上記の活動を含めて、帯広畜産大学 動物医療センターは地域獣医療の要請に応え、また獣医療の発展や教育の充実を通じて、社会に貢献していきます。

 

 

帯広畜産大学 動物医療センターの紹介

 

帯広畜産大学 動物医療センターは、昭和 28 年に附属家畜病院として設立され、平成 21 年に伴侶動物診療の現在の建物が竣工し、現在の名称に改名されました。また、平成 27 年に産業動物臨床棟や産業動物の入院施設が完成し、牛や馬といった産業動物に対する学内での診療施設の充実が図られました。この建物にMRIおよびCTが導入され、伴侶動物診療科および産業動物診療科が共同で利用しています。

 

伴侶動物診療科の診療は以下の通りです。

 

月曜日:内科,腫瘍科,循環器科

火曜日:終日手術日

水曜日:外科,内科,腫瘍科,循環器科,眼科,画像診断科

木曜日:外科,腫瘍科,循環器科

金曜日:内科,腫瘍科,循環器科

 

伴侶動物診療科では地域の獣医師からの紹介症例だけでなく、飼い主様が直接予約をとる一次診療にも対応しています。また、二次診療ではCT検査やMRI検査の依頼が多いことから、令和 6 年度から水曜日に画像診断科を設けて画像診断を行うまでの日数の短縮を図っています。

 

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写真1 伴侶動物診療科の外観

写真2 伴侶動物診療科の待合室

 

産業動物診療科では紹介症例への対応や契約牧場における診療を行っており、時間外診療にも対応しています。

 

馬:総合診療、外科、繁殖、産科・新生子科

牛:一般診療(往診)、牛群検診、臨床繁殖、専門外来(二次診療)

 

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写真3 産業動物臨床棟の外観

写真4 産業動物臨床棟の産業牛診療エリア

 

動物医療センターへの連絡については、下記ウェブサイト内に伴侶動物診療科および産業動物診療科のそれぞれの連絡先が載っていますので、そちらをご参照ください。

 

Web site

https://www.obihiro.ac.jp/facility/hospital/

伴侶動物診療科

TEL:0155-49-5683(受付 9:00~12:00/13:00~16:30)

E-mail:hospital@obihiro.ac.jp

 

産業動物診療科

TEL:0155-49-5401(受付 9:00~12:00/13:00~15:00)

FAX:0155-49-5402

E-mail:sanbyoin@obihiro.ac.jp

※件名に、「問い合わせ:産業動物診療科へ」として送信ください。

所在地

〒080-8555 北海道帯広市稲田町西3線14番地

 

 

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 特集 「人と動物のよりよい共生社会のために」

 

(1)大阪・関西万博のペット同伴について

 

はじめに

2025 年 4 月 13 日から大阪・関西万博が開催されるが、当初、万博初の試みとして「ペット同伴来場」が考えられていたのをご存じだろうか?結果として、 国内外から意見が多数寄せられ見送りになったわけだが、どのような点が議論となったかを紹介する。

 

ペット同伴来場を試みた経緯

ペット同伴来場については、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現すべく、前大阪市長・松井一郎氏の提案として計画が進んでいた。2023 年 7 月の検討委員会(大学教授、獣医師、獣医療学術・臨床従事者、ペット関連事業者、催事会場運営事業者などからなる 10 名の有識者会議)では、

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などが議論され、ペット同伴来場という万博史上初の試みに向けて動き出すこととなった。

 

万博へのペット同伴来場に関する各国の検討委員からの反応

こうしてペット同伴来場に向けて進み始めたわけだが、各国の検討委員からさまざまな意見が寄せられた。

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ペット同伴来場に関する各国の検討委員からの意見(参考文献 1 より引用)

 

このような意見を踏まえ、2024 年 6 月の理事会決議では、

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といった事項が議論された。

 

ペット同伴可否に関する最終決議

これらを踏まえた 2024 年 9 月の臨時理事会では、

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という意見が出され、「当初想定していた"ペットとの共生"という意義自体を達成できないのではないか」という観点から、最終的にはペット同伴来場は見送りとなった。

 

おわりに

本記事では、大阪・関西万博へのペット同伴来場が見送りとなった経緯について紹介させていただいた。今後、動物が好きな人にとっても苦手な人にとっても、よりよい共生社会を目指すために獣医師に求められる役割とは何であろうか? 次の特集(2)では、環境省自然環境局総務課動物愛護管理室の立田理一郎室長、野田佳代子氏に話を伺った。

 

参考文献

1. 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会:2024年9月13日(金)臨時理事会会議資料, https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/240913_rijikai.pdf, (accessed-2025-4-10).

 

 

(2)ペット共生社会への獣医師の役割

環境省自然環境局総務課動物愛護管理室インタビュー

 

人とペットが共に暮らしやすい社会を築くためには、「動物が好きな人」だけでなく、「動物が苦手な人」や「関心が薄い人」の視点も考慮し、社会全体での受け入れ体制を整えることが重要であると考えられます。そのためには、今後どのような取り組みが求められるのか、また獣医師にはどのような役割が期待されるのでしょうか?

今回、「人と動物の共生シンポジウム」の開催など、人とペットの共生に関する活動を行っている、環境省自然環境局総務課動物愛護管理室の立田理一郎室長と野田佳代子氏にインタビューを行いました。

 

 

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環境省自然環境局総務課動物愛護管理室

企画調査専門官

野田佳代子氏

 

データからみる 人とペットの共生に関する意識(野田氏)

ペットに対する意識調査

環境省が実施した「令和 5 年度 国民のペットに対する考え方調査」では、ペットが「好き」と答えた人が 69.4%を占め、「どちらでもない」と答えた人が18.0%、「嫌い」と答えた人が12.6%でした。「どちらでもない」の回答数が増えていることに関しては、学校飼育動物の頭数の減少など、動物に触れる機会が減っていることから、好きなのか嫌いなのかがわからないという方の割合が高まっているのではないかと推察できます。

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図1 ペットが好きですか、嫌いですか?(令和 5 年度国民の動物に対する考え方調査(環境省) より)

 

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図2 ペットを飼っていない理由、好き嫌いについての推移令和 5 年度国民の動物に対する考え方調査(環境省) より)

※昭和 49 年〜平成 22 年は、 内閣府の動物愛護に関する世論調査の結果です。質問の文言等が異なるため、参考程度としてください。

 

 

その他に、ペットを飼いたいが住環境や経済的負担が理由で飼育できない人の割合は増加傾向にあります。

また、世代ごとの違いもあり、10〜40 代では「時間がない」「お金がかかる」「住環境が適していない」といった理由でペットを飼うことが難しいと考える人が多い一方、70 代以上では「旅行ができない」「終生飼育が難しい」といった理由が他の世代に比べて多く挙げられています。

 

 

人とペットの共生における社会課題

社会全体での共生に向けた課題も浮かび上がっています。

ペットが好きな人にとっては「癒し」や「生活の充実」といったメリットがある一方で、ペットが嫌いな人にとってのペット飼育は「騒音」「噛まれるなどの危害を加えられる恐れ」「感染症への不安」などを、迷惑として感じていることが読み取れます。特に「鳴き声がうるさい」と感じる割合には大きな差があり、ペットがすごく好きと答えた人では問題視している割合が 24.8%であったのに対し、ペットがすごく嫌いと答えた人では 44.7%でした。

また、旅行や飲食店へのペット同伴に対する意見も分かれています。ペットが好きと答えた人は「ペット連れの旅行者が増えてほしい」「ペット同伴可の飲食店が増えてほしい」と考える割合が高いことが読み取れます。一方で、ペットが嫌いな人はいずれも否定的な意見が多い結果となりました。

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表1 犬などのペットを連れて旅行することをどう思いますか?令和 5 年度国民の動物に対する考え方調査(環境省) より)

 

 

また、学校で動物を飼育すべきかについては、環境が整うなら飼育するべきだという意見が約4割となり、ペットが好きな人だけでなく、ペットが嫌いな人からも肯定的な意見が比較的多くみられました。

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図3 学校での動物飼育をどう思いますか?令和 5 年度国民の動物に対する考え方調査(環境省) より)

 

 

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環境省自然環境局総務課動物愛護管理室

立田理一郎室長

 

人とペットのよりよい共生社会を実現するためには?(立田室長)

 

ペット飼育者の責任やマナー向上などの周囲への配慮が重要

人とペットのよりよい共生社会を実現するためには、飼い主のマナー向上は欠かせません。動物が苦手な人には、鳴き声や臭い、公共の場での振る舞いなど、苦手でない方には気にならないことも気になる要因となると思います。ペットを飼っている人には動物愛護管理法においてもペットを管理する責務が規定されています。例えば、所有者を明らかにすること、繁殖の管理をすること、逸走の防止などが求められます。ペットのフンの処理など、マナーに関わるようなことも含め、動物を飼うことの責任や、動物が苦手な人もいるという意識を飼い主がもって行動することで、動物が苦手な人にも安心感を与え、社会全体でのペットの受け入れを促進することにつながると考えられます。

 

動物と触れ合う機会の確保としての学校での動物の飼育

共生社会を実現するためには、子どもの頃から動物と接する機会をもつことも効果的であると思います。動物と触れ合う機会が減少するなかで、学校での動物飼育は、貴重な機会です。

しかし、近年では猛暑等に対応した適切な飼育環境の確保の困難さ、知識のない中での飼育、学校の先生の多忙などもあり、学校での動物飼育の問題も指摘されています。不適切な状態での飼育は改善すべきと考えていますが、学校で動物を飼育する機会を減少させることが望ましいと考えているわけではありません。教育現場での動物飼育のあり方を見直し、将来の世代に向けて動物との関わり方を学べる環境を整えていくためには、獣医師の関わりは重要な鍵となるでしょう。

 

人とペット(動物)のよりよい共生社会の実現に向けて

人とペットが快適に共生できる社会を実現するためには、動物が好きな人と苦手な人の双方が歩み寄り、相互理解を深める必要があります。

環境省がペットに関わるイベントなどを行ったとしても、基本的にペットに興味のある人、好きな人しか来ないのが現状です。興味のない層にどのように関心をもってもらうかは重要な課題の 1 つであると考えています。ペットに限定をしなければ、ほぼすべての人が何らかの形で動物と関わって生きています。人と動物との共生社会を実現するためには、幅広い層に向けた情報発信や議論の場を増やし、できるだけ多くの人の関心を高めていくことが不可欠となるでしょう。

 

 

人とペット(動物)のよりよい共生社会を実現するために必要な獣医師(特に東京都において)の役割とは?(立田室長)

 

様々な役割を果たしていただいていると思っていますが、最近の話題としてお答えさせていただきます。

獣医師の皆さんには、マイクロチップの導入を促すことやしつけの必要性を伝えるなど、飼い主に向けた日頃からのアドバイスはもちろんのこと、それらが災害時の対応につながっていくことも意識していただければ幸いです。また、もし東京で災害が起こった際には、自宅避難を余儀なくされる飼い主が多くなり、自治体では状況がつかみづらいと思いますので、日頃から関わりのあるかかりつけ医の方々と飼い主の方の接点は大切なのではないかと思います。また、地域の防災計画において、獣医師からなる組織などにペット避難所の受け入れ体制の確保などに積極的に関与してもらうことも期待されることかと思います。

加えて、先ほども話をさせていただいた学校での飼育動物の支援も、共生社会の実現に重要な役割になると考えています。特に、東京は自然や動物と触れ合う機会も少ないかと思いますので、学校や自治体と協力し、動物の管理や健康管理について適切に指導を行うことなど、地域の学校と連携する体制を構築することなどで動物と共生する社会を支えていただくことにこれまで以上に貢献いただきたいと考えています。

人と動物の共生に関する取組を推進していくためは、さまざまな関係者との協力が不可欠で、獣医師会は環境省にとって重要なパートナーであるため、これからも連携して取り組んでいきたいと考えています。

 

参考文献

1. 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室: 令和5年度国民のペットに対する考え方調査結果概要について, 2024.

 

 

(3)東京都獣医師会主催

「ワンヘルスアプローチで考える会」

 

【大会概要】

・日時:令和 7 年 3 月 6 日(木):15~18 時

・場所:ホテルルポール麹町 エメラルド・ルビー

・参加者:招待者 16 名(出版社、獣医師会関係者、獣医師)、有料参加者 53 名(獣医療・ペット業界企業関係者)、総勢 69 名

・会合主旨:日本の獣医療・ペット業界関係者が意見交換の場を持ち、「犬がもたらしてくれる幸福」を広く社会に伝えるために何ができるのかを話し合い、共に解決し進めていく足掛かりとすることを目的とする。そして、人と動物が共に幸せに暮らせる社会を実現し、社会の一員として認められる動物が増えることで、人も動物も社会もウェルビーイングを達成し、その結果として犬との暮らしへの需要が高まることを狙いとする。

 

【開催レポート】

会合は 1 部・2 部形式で開催された。 1 部では上野弘道会長が会合開催の趣旨を説明した後、メインの特別講演として石田卓夫先生より「ワンヘルスアプローチとヒューマンアニマルボンド」について講演をいただいた。2 部では会場を移し、参加者は軽食・飲み物をとりながら円卓に着座し、現在直面している課題についてのアンケートに回答した。その結果を基に、ファシリテーターの渡邊幸生氏主導による意見交換が行われた。意見交換の最後には、上野会長より「犬の飼養頭数減少に対し、会社や立場の垣根を越えて協力する必要性と、そのためには業界全体で統一した戦略を策定できるマーケターが必要である」という提案がなされた。

また、会合の最後には、日本獣医師会の伏見啓二専務理事より「世界獣医師会大会 2026」の東京開催について説明があり、18 時過ぎに閉会となった。

 

 

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上野会長挨拶の様子

第 1 部:石田卓夫先生講演の様子

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第 1 部:会場の様子

第 2 部:座談会の様子

 

【上野会長からのコメント】

「ワンヘルスアプローチで考える会」にご参加いただいた皆様、ご多忙の中、ご参加いただき誠にありがとうございました。皆様とともに、犬との共生がもたらす社会的価値について考え、業界全体としてどのように行動していくべきかを議論できたことを大変嬉しく思っております。

会合では、犬の飼育頭数の減少や動物病院市場の変化といった厳しい現実に対し、業界全体でどのように向き合い、未来を切り拓いていくかという大きな課題が浮き彫りになりました。

その中で、統一したマーケティング戦略を進めることは一つの有力な手段となり得ます。しかし、単に情報を発信するだけではなく、犬との暮らしが人や社会にもたらす恩恵を広く伝え実感してもらうために、業界全体で知恵を出し合い、より効果的な取り組みを模索していくことが重要です。

厳しい局面にあるからこそ、会社や立場の枠を超え、共に考え、共に動くことが求められています。昨日の議論を出発点とし、具体的なアクションにつなげていくためにも、引き続き皆様と協力しながら前進してまいりたいと考えております。

改めまして、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 

【参加者感想(東京都獣医師会 広報委員会 委員長 伊藤優真)】

会全体を通して、ワンヘルスという分野横断的な課題を解決していくのにふさわしく、獣医療に携わる我々だけでなく会場にいらしたペット事業に携わる方々、そして会場にはいない飼い主さん方、そして未来に飼い主さんになる方々を想定して、どのような活動ができるのかをブレインストーミングで考えていくキックオフ的な会合であったと言える。

今後の具体的な活動にどのようにつながっていくのかが重要であり楽しみである、その点が期待を込めつつ課題になるだろうと考えた。

 

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