災害対策基本法及び国民保護法において指定地方公共機関に指定されている本会は、有事の際には、都民の財産並びに健康保護及び人と動物のより良い共生生活を守るため、被災動物やシェルター収容動物の治療、保健衛生指導等の役割を担っています。
災害時において、動物の専門家として動物の救護活動を実施することで、動物を飼育する被災者も支援します。
2023年1月22日に災害時獣医療支援チームである「東京VMAT」が設立されました。VMAT(Veterinary Medical Assistance Team)は、災害時に被災地における獣医療支援などを行うために専門的な教育を受けた、獣医師を主体として組織されたチームのことを指します。
東京都獣医師会には28の地域支部があり、それぞれが市区町村と災害時の協定を結んでいることで、地域内での災害時対応がとれる体制となっています。今回の東京VMATの設立により、被害が少ない地域から被害の大きい地域への支援など、東京都全体としての災害対応がとれる、より強固な体制が整備されます。
発災時の東京VMATの活動としては、以下のものが挙げられます。