開業、転院、閉院の対応について
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「診療施設の開設、往診診療の開始、休止、廃止、届け出た事項の変更」については、事由発生の日から１０日以内に届け出なければなりません
届出事項：「規則 第１条」参照
- 「往診診療者」については、その住所が「診療施設」とみなされます（法第７条）
- 短期間（２～３日）の開設であっても、「診療施設開設・廃止等の届出」が必要です
- 診療施設の構造・設備の要件については、下記を参照
届出事項を変更した場合の取扱い
– 変更届
- 開設者の住所・氏名の変更（改姓、住居のみの移転、法人の住所・名称 など）
- 診療施設の名称の変更
- 診療施設構造設備の概要等の部分的な改装・改築
- エックス線装置等の設備の変更
- 管理獣医師の住所・氏名の変更
- 診療業務を行う獣医師の変更
- エックス線装置を扱う獣医師の変更
- 診療業務の種類の変更
- 定款の変更（法人）
– 旧施設の廃止届出、新施設の開設届出
- 開設者の変更（個人 ⇔ 法人、親 ⇒ 子、等を含む）
- 診療施設開設の場所の変更（ビルのフロアの変更も含む）
- 診療施設構造設備の概要等の全面的な改築
※ペットホテル、動物を預かる美容室・トリミングなど（動物の販売・保管・貸出し・訓練・展示・その他（競りあっせん、譲受飼養））を併設している場合は、「動物取扱業」の登録が必要（動物の愛護及び管理に関する法律）。
獣医療法の概要、広告の制限の見直し（令和６年度から） – 石狩振興局石狩家畜保健衛生所 引用
– 参考【産業労働局HP】
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/nourin/shoku/animal/jyuiryou/
– 書類等の提出先
東京都産業労働局農林水産部食料安全課動物薬事衛生担当
住所：〒163-8001 新宿区西新宿2-8-1 東京都庁第一本庁舎21階南側
電話：03-5320-4845
FAX：03-5388-1456
– その他注意事項
動物病院の院長先生が急逝された際
動物取扱責任者の届け出をなさっていた場合には、その解除（届け出）が必要です。
患者さんに対する対応
- 患者さんに対する閉院の連絡
- 治療途中の場合は、転院した際に経過を説明するための資料の提供
- 血液検査など、病院から外部業者に検査を頼んでいて結果が未着だったものは、結果が届いたら飼い主に渡すことが必要
※診療簿（カルテ）は法的には３年の保存義務は遺族に生じないとのこと。
診療途中の飼い主への対応を求められる可能性があるため、ある程度の期間での保存も検討ください。
また、廃棄する際は個人情報となりますので、裁断や溶解（焼却）などの方法での処分が必要。
内部の対応
- 債務の整理（未払いなど）
- 資産の整理（施設や医療機器（X線装置の廃棄）など）
※Ｘ線装置の廃棄は、製造年月日によって方法や費用が異なります。
- 薬品の処理（麻薬以外であれば、廃棄ではなく支部の先生に譲渡（無料）は可能：ただし、獣医師に限ります。）
- 麻薬などを扱っていた場合
以下の①②を福祉保健局健康安全部薬務課薬事免許係に相談（03-5320-4503）
①麻薬の処理
②麻薬取扱免許を持っているのなら免許の廃止届
・勤務していた獣医師や看護師への対応
・解散確定申告や清算確定申告（専任の会計士や、専門家への相談）
